アーユルヴェーダは5000年以上前にうまれた世界最古の医学。
中医学、アロマテラピー、植物療法、そして現代の西洋医学などはすべて、アーユルヴェーダから発展していったといわれています。さらにアーユルヴェーダはWHOで認められた予防医療・統合医療であるとともに、先人たちから代々脈々と受け継がれた「生きる知恵」であり 「生き方の技術」。
5000年も前の古代に発祥したアーユルヴェーダの叡智は本当に素晴らしいものです。 アーユルヴェーダの健康法は、“肉体・精神・魂”のバランスをいかに良く保つことかを説いており、その教えは、医食同源をはじめとする食育なども沢山含まれています。精神を純質に保つためのヨーガも発祥し、自身のメンタルを健やかにコントロールすべく、自己対話も含めたヨーガを伝承しています。
アーユルヴェーダとは、人間がより清く正しく、自己の体質に合った無理のないヘルシーな身体と精神を保つために、太陽と共に起きることから始まり、日々の小さい積み重ねがアーユルヴェーダそのものなのです。混沌としたこの時代には、あえて原点に戻り、人間の本来持っている資質や自然治癒力を伸ばす、そして自然と共存して生きるナチュラルなライフスタイルは、必然であり、WHOをはじめ世界中でアーユルヴェーダを取り入れたいという動きは極めて自然な流れであると思います。
ドーシャとプラクリティからわかること
アーユルヴェーダでは、自然界は「五大元素(空・風・火・水・地)で構成され、私たちのからだもまたこれらの五大元素で成り立っているとされています。これら五大元素は、私たちのからだにおける5つの感覚器官(耳・皮膚・目・舌・鼻)と五つの行為気管(発声・操作・移動・生殖・排泄)を産みだしたものとされています。
私たちのからだにおける5つの感覚器官「五感」をあらためて鍛え、浄化し、日々の日常生活の中でセルフケアすることにより、精神と肉体のバランスをもたらし、健康な長寿を導きます。
アーユルヴェーダではからだの生理機能はドーシャ(体質)エネルギーで支配されているといわれています。ドーシャエネルギーは5つのエネルギーの掛け合わせにより体質や気質を形成します。
ヴァータ(空+風) 呼吸や心臓の動きなどの運動エネルギー
ピッタ(火+水) 胆汁または熱、代謝や変換エネルギー
カパ(水+土) 粘液または痰、栄養素から骨格を形成する結合エネルギー
3つのバランスがとても良い時に、アーユルヴェーダでは健康な状態とみなし、バランスを崩すと不調や病気を引き起こします。
人は先天的に各ドーシャの強さが異なり、各ドーシャのバランスによって一人一人の体質が決まります。単体のドーシャが強い単体型と複合型があります。生まれ持った先天的な自分本来の体質をみな持ち、これをプラクリティ―といいます。
体質は個性であると同時に、その人の病気へのかかりやすさも意味します。不調・病気が生じたとき、それぞれの体質に合わせたライフスタイル、食事療法、生活習慣改善など対処法が異なるのです。
アーユルヴェーダホリスティックケアの4つの軸
消化力を上げる
(溜めない力)
1日の体内時計の調整
(アーユルヴェーダ生活習慣・ディナチャリア)
食事療法&ハーブ療法
(エサではない食事とケミカルな薬に依存しない)
排毒
(心と体のデトックス)
自己回復力
- 免疫力
- 自律神経調整力
- 代謝力
- 筋力
4つを実践する中で現状分析が必要
現状分析の指標
- 便診
- 舌診
- 脈診
- 本来の自身のあるべき姿をしるための自己理解&自己認知(体質診断)
CUREからCAREの時代への転換に対するアーユルヴェーダ
定期的なメンテナンスが必要な時代(現代人はみな未病な状態)
- ハーブ活用
- 専門家によるトリートメント
アーユルヴェーダ的働き方改革
体質はいわゆるからだの体質だけでなく、思考特性、性格、気質、行動特性などを広く含みます。ですので、アーユルヴェーダの体質診断では、体質だけではなく、本来その人にあった働き方や役割、生活の仕方などがわかるのです。
ストレスフルな現代、本当に自分らしい働き方、自分らしい生き方を知ることは、無駄にエネルギーをつかうことなく、たおやかに生きていく知恵と言えます。まずはご自身で体感し、実感してみてください。
そして、その知恵と技術をいかし、多くの悩める人々の役に立ってみませんか?
表面的な美や癒しの追求だけではなく、様々なライフステージの中でその時の自分にあった、心も体も美しくなっていけるような、自分らしい生き方・年齢の重ね方の方法を自らも実践し、お客様と共に考え、予防医療として実践していくお手伝いをすることが、私たちの考える真のアーユルヴェーダセラピストです。