2020.8.5 水曜日
アーユルヴェーダで紐解く「自分」との向き合い方
アーユルヴェーダで紐解く「自分」との向き合い方
アーユルヴェーダは医学であり、古代5000年の知恵であり、哲学を含む生き方の知恵です。ただ、古代の時代に生きていた人間と、今の現代人は生き方も悩み方も違う。
都市ストレスに悩み、文明の力で人間力がオフになり、全てが依存型になってしまったせいで、野生の動物がペットになるとその直感力を失うように、人間も、「自分でなんとかする力」いわゆる自然治癒力や免疫力も失いつつあります。
なかでも、本能的な直感力が失われつつあることは実感できるところ。
頭ばかりで物事を捉えすぎて、心が切り離されてしまっていることで、知らぬ間にストレスが溜まり、体は悲鳴のサインを上げ、それが様々な不調へと繋がっていきます。
現代に生かすアーユルヴェーダとして重要な役割
「アーユルヴェーダとは前向きな自分自身とのつながりをもたらす橋」
人間は欲でできている動物で、かなり破壊的な生物、それは思考が発達したことにより、
常に成長を目指すために、頭で動き、心と決別していることから始まっている。
自分自身と決別して頭ばかりで動いているのが現代人。
そんなロボット人間を、心と頭の両方の共同作業ができるようにしてくれる媒体がアーユルヴェーダ。
心を無視して肉体に健全はありえない
「病は気から」という諺があるように、人間の特定の器官の病は精神状態を反映したもの
怒りが、肝臓や皮膚病へ、アーユルヴェーダではピッタという熱のエネルギーが怒りによって心身が発火した影響である
恐怖は、腎臓や神経器官へ影響し、アーユルヴェーダではヴァータという風のエネルギーによって、不安定さからもたらされるものである
様々な「欲」が精神を乱し、更には肉体へと害を及ぼしてしまう。
人間が直感的に本能による欲によって動いてしまうのは仕方ないにしても、
全てはあるがまま、人生の起こるべきことをただ受け入れることが大切。
自分の身の回りに起こることを、いちいち分析して、評価する必要はない。
自分の尺度を中心に、完璧度を求め、人や物ごとをジャッジすることを手放せば、どれだけ満たされたマインドになるかは、やってみた人にしかわからない。
これがアーユルヴェーダのメンタルバランスの整え方でもあり、マインドフルネスでもある。
コロナ禍で不穏な時代に、まずは、起こる事全てのジャッジをやめてみる、自分基準の完璧と言う尺度を手放してみる。自分がコントロールできない事はマインドから外してみるというのも、コロナ鬱や様々な病気を未然に防ぐことができるかもしれないですね。
頭ばかりでなく、心と一体となった自分自身を取り戻してみませんか?
アーユルヴェーダビューティーカレッジ
学長 新倉亜希
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