2020.5.22 金曜日
アーユルヴェーダと食事
今の時期だからこそ食べてはいけない〇〇!
皆さん、コロナ渦で、自炊が流行ってきていますよね。素晴らしいですね。
アーユルヴェーダでは自炊を最も推奨します。
ただ自粛生活でなかなか買い物に行くタイミングも制限され、つい、冷凍や缶詰なども活用してしまうとは思います。
アーユルヴェーダでは、口に入れるものが、心と身体の状態を作ると言われています。
今日は特に「心と食べ物」ついてお話しします。
アーユルヴェーダの心の状態を表す指標に「タマス」という言葉があります。
これは、心の状態が、“暗質・堕質な状態“とアーユルヴェーダ医学用語で呼び、心が不活性で停滞している状態を指します。
「タマス」な心の状態とは、心が怠惰になり、モチベーションも下がり、貧欲で短気になり、何をするにも面倒に思いがちになったり執着心が強くなり、ネガティブなマインドに生みやすくなります。
また、常に眠気が強く、怠惰、閉鎖的、抑うつ的になりやすくなります。
恐るべしタマス食品とは!
それは缶詰であったり、冷凍食品であったり、食べ物を電磁波にかけてチンした物、また加工品です。
アーユルヴェーダでは新鮮な野菜、果物を中心に食べますが、特に、せっかく新鮮であったのに、お米を三合炊いて小分けに冷凍してしまうこと、オカズを1週間分用意して、チンして食べること、新鮮なサラダに、缶詰の豆やツナをかけたり、お酒のあてに缶詰であったり。
せっかく自炊しても、これではタマスな料理です。
かなり、保存食、冷凍食、電子レンジ、缶詰が毎日登場していませんか?
これらは、心を知らず知らずに、タマスにし、自粛中で尚更動かないエネルギーを更に停滞させます。
特に年齢を考えると、子供は(0〜30歳)はタマスの性質になりやすいので、食事を担当する方は子供に与える食べ物が、これらでないように気をつけたいですね!
私も忙しいとうっかり電子レンジの扉に手がかかりそうになりますが、気をつけています。
古代の人々は、電子レンジもなければ、冷凍もできません。
狩りで戦い家族を養うメンタルも、新鮮な野菜や作りたてのシンプルな調理法によって、サバイバル能力も培われました。
車もない、自分の足で歩き回り食料を見つけ戦いに勝つためには、怠惰な心と身体では、やられてしまいます。
「文明力をOFFしたら人間力がONになる」
全ての便利は目に見えないところで、身体やメンタルに影響します。
古代文明に戻るのを推奨するのではなく、茹でる、炒めるくらいの小さな事はチンではなく、きちんと行い、ヘルシーなマインドを維持できるようにしたいですね。
人間は自然の中の一部で細胞一つ一つも自然の産物。
であるからこそ、加工品やチンした自然ではない状態の物を入れるから組み合わせが悪いのです。
これからは、過剰は禁物。
先行き不安定な時代だからこそ、
少しの量を簡単に質素に毎回作り、かつ作りたてであることが、メンタル的にも経済的にも、生きていくための方法になりますね。
アーユルヴェーダビューティカレッジ
学長新倉亜希
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