2021.9.12 日曜日

アーユルヴェーダと死生観

アーユルヴェーダの死生観

コロナ禍で毎日不穏なニュースが多く、以前よりも今だからこそ、病や死が身近な存在となり生き方を考えなおす方が増えているのではないでしょうか。

だからこそ、「今」に着目し、クオリティ・オブ・ライフ、そしてクオリティ・オブ・デスの考え方を大切にしているアーユルヴェーダの知恵がとても大切です。

アーユルヴェーダは単にマッサージをする事だけではありません。

基本的には老化を防止し、天寿を全うするために、心身のバランスを調整していくもの。

病気は浄化反応

アーユルヴェーダでは病気に関しても浄化反応と捉え、病気は敵ではなく、自身を汚染された状態から抜けだすためのプロセスであり、かつ改善のタイミングを促すサインと考えます。

ただ、アーユルヴェーダでは、生と死を二極化して考え、どちらかに執着するのではなく、死は輪廻転生の中での休息と捉えます。

肉体は真我の入れ物であり、真我がなくなれば、朽ち果てるもの、肉体に囚われず、quority of deathを大切に考えます。

どう最後を迎えるか

実は仏教(インド発祥)から伝わったアーユルヴェーダですが、仏教で読むお経もあの世で迷わないためのガイドなのです。

今、今生でどう生きるかが大切で、人は生と死を繰り返して魂の成長を遂げていく。

いま、どう生きるかが問われるのがアーユルヴェーダの生き方、死生観に繋がります。

こんな時代になったからこそ、毎日を鈍感に無気力に過ごすのではなく、どう生きるかを自身に問うていきたいですね。

 

アーユルヴェーダビューティカレッジ

学長 新倉亜希

アーユルヴェーダビューティカレッジ

https://www.ayurveda-beauty-college.com

 

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