2021.8.12 木曜日
ブラフミーと言うハーブについて
ブラフミーと言うハーブについて
ブラフミーの歴史上の記録としては、神農本草経(約1〜2世紀)に言及があります。伝えられるところによると、197歳(他説によると256歳もしくは265歳)まで生きたと信じられている中国の医師、李青曇が常用していたため、「奇跡の不老不死薬」の一つと呼ばれています。
インドアーユルヴェーダ薬局方に載せられている適応には、炎症、味覚障害、熱、咳、かゆみ、皮膚疾患、多尿、呼吸困難、喘息、貧血と言われています。
ブラフミーを用いる重要なアーユルヴェーダでの飲み方は温かい牛乳と共に服用し、心的疲労や神経衰弱、不眠症、記憶喪失に対する脳の強壮薬とされます。
もちろんお湯で飲んでも構いません。
現代のブラフミー研究
ブラフミーの主な化学成分はトリテルペンのアシアチン酸とマデカシン酸、それらに由来するトリテルペンエステル配糖体のアシアチコシドとマデカッソシドです。
新しい米薬局方モノグラフの分析には、6つのトリテルペンが含まれる:マデカッソシド、アシアチコシドB、アシアチコシド、マデカシン酸、テルミノール酸、アシアチン酸である。その他の成分にはブラーモシド、ブラミノシド、ヒドロコチリンがあります。
ブラフミーの研究実験の文献より
2010年に行われた試験では、70%の含水エタノールを用いたC. asiaticaのエクストラクトを全般性不安障害(generalized anxiety disorder)の罹患者33人に対して行った。被験者は500mgのカプセルを1日2回食後60日間服用した。結果は、ブラフミー服用者は有意にストレス性不安/抑鬱性障害を減弱させた。不安指標のスコアはベースライン時から30日間で13.1%、60日間で26%減少、自己把握ストレス(self-perceived stress)は30日間で12.5%、60日間で23.2%改善した。
健康な老人におけるC. asiaticaの認知能力と気分に対する効果に関しての研究もある。28人の被験者をC. asiaticaエキストラクト(Center for Research and Development of Herbal Health Product, Faculty of Pharmaceutical Sciences, Khon Kaen University, Thailand タイ国立コンケン大学)の服用が250mg、500mg、750mgと服用量が異なる3つの群に分け、2ヶ月服用した。認知能力と気分は最初の治療の後と、治療の1ヶ月後、2ヶ月後に評価した。結果は、ブラフミーが健康な老人における認知能力と気分の落ち込みを減少させる可能性を示唆した。
アーユルヴェーダ医学でも利用されているブラフミー。
「この葉を一日一枚食べると歳を取らなくなる」と言われています。
このように不穏な時代での予防やセルフケアの形で、ブラフミーを活用されるのは安全で得策ではないかと思います。
※ハーブティーと言う食品のため、体感は人によって変わりますのでご了承くださいませ。
参照文献/ゴツコラに関する国際情報
翻訳:荒瀬千秋、監訳:金田俊介
アーユルヴェーダビューティーカレッジ
学長 新倉亜希
◼️アーユルヴェーダブラフミーティー詳細・購入
https://ayurbeauty.thebase.in/items/21517773
◼️アーユルヴェーダビューティカレッジ
https://www.ayurveda-beauty-college.com