2020.4.25 土曜日
パンチャカルマとは
アーユルヴェーダのパンチャカルマとは
アーユルヴェーダを治療としてアーユルヴェーダ病院で受ける事ができます。
それをパンチャカルマ療法と言います。
医師によって行われ、五大療法(パンチャカルマ)として、身体の器官のどこがバランスを崩しているかによって、治療法が変わります。
ほとんどのやり方は、バランスが乱れている身体の箇所の1番近い穴からオイルを入れて出す、と言う方法です。
中には瀉血法といって、瘀血をヒルなどを使い体外に出す方法もあります。
ブッダも受けたご長寿療法パンチャカルマ
パンチャカルマは、紀元前5〜6世紀に生まれたブッダがアーユルヴェーダの治療を受けていた記録があります。
ブッダが受けた治療は、身体の中に悪化したドーシャを一箇所に集め、嘔吐や下痢により体外へ出すように仕向け排出させる方法がパンチャカルマ(浄化療法)と言います。
ブッダは数日間アヴィヤンガと言うマッサージを受けた後、下剤を染み込ませた蓮の花の匂いを嗅ぐ方法で、30回下痢をし、排泄物と一緒に悪化したドーシャ(毒素)を身体から追い出せば病気を根絶やしにできるので、再発しにくいと考えられています。
根ごと引き抜いた雑草が二度と芽をださない原理と同じです。
ブッダは古代の人にしては80歳の長寿を全うしたのも、アーユルヴェーダのおかげと考えられています。
パンチャカルマの効果を最大限に引き出すのは治療前後の食事にあった
パンチャカルマ後の食事は大切で、パンチャカルマ後はスープが進められます。
アーユルヴェーダでは口は生きるの入り口、何をどのくらい口に入れるかで、ただの腹を満たすエサにもなり、はたまた体調改善の良薬にもなります
とにかく、自身の消化力(アグニ)を正常に機能させ、消化に負担にならない軽い物を食べ、かつドーシャに合った味を摂ります。
パンチャカルマの具体的な施術方法
①身体の下部のvataが乱れた場合
→経腸法 ヴァスティ
お尻からオイル浣腸
②身体の中心部のpittaが乱れた場合
→ 催下法 ヴィレーチャナ
下剤を口から飲んで下痢をさせる
③身体の上部のkaphaが乱れた場合
→催吐法ヴァマナ
口から下剤を飲み口から吐く
④身体の頭部(脳、鼻等)が乱れた場合
→経鼻法ナスヤ
鼻から油を入れて口から出す
⑤身体の皮膚の部分が乱れた場合
→瀉血法ラクタモークシャ
皮膚にヒルを這わせ瘀血を出す
上記が5大療法パンチャカルマと呼びます
日本の病院同様にトリートメントが選べないのがパンチャカルマ。
医師との問診の結果、診断書が出され、それにより何をされるかが決まります。
当校のスタッフをインドトレーニングに初めて連れて行った時に、憧れの本場シロダーラなどと日本から夢みていましたが、吐かされる者、浣腸されられる者もいて、本人達も意気消沈していました。笑
日本のアーユルヴェーダサロンで出来る事
日本のアーユルヴェーダサロンでは、治療ができないため、主に前処置に相当するアヴィヤンガやシロダーラと言うオイルマッサージをセラピストによって行われています
また、大事なのは、ラサーヤナと言われる、食事療法やハーブ処方の提案がアーユルヴェーダ病院でおこなわれますが、日本でも、食事療法のアドバイスやハーブティーなどの提案が必要になります。
アーユルヴェーダビューティカレッジ
associate with chakrapani Ayurveda clinic&resarch center
https://www.ayurveda-beauty-college.com