2020.4.24 金曜日
アーユルヴェーダとは
アーユルヴェーダを15年間実践し続けてわかったこと。
面倒くさがりの私が、こんなにも飽きずに長い間、毎日アーユルヴェーダ生活を積み上げてきたかというと、なぜなら毎日笑って不安なく過ごし、何事にも動じない心と体の自信を持ち続けていたいからです。
実際メニエール病をアーユルヴェーダで完治できてから、「何も気にならない新倉先生にはわからないと思いますが、、」とスタッフからも良く言われるほど不動の穏やかなメンタルと健康を維持できています。
毎日、不安やストレスで眠れない夜を過ごしたり、寂しさや不安を埋めるためにあれこれやってみたり、でも我に振り替えると私って何をやっているんだろうと、むなしくなってみたり。
そんな生活を繰り返してしまうことは誰にでもありますよね。それがいつしか不調に変わって行きます。アーユルヴェーダに出逢う前の私はそうでした。
これからの時代は健康である事が大前提
これからの100年寿命時代に終身雇用はあり得ないし、病気なってしまったら働けないし、病気になったらお金がかかるし、不安だらけ。結局は何もかも健康であることが大前提なんです。
特にこれからの時代は未曽有の時代で毎日予測不可能な天災や病気が起こるかもしれません。
でも地震を止めることも、ウイルスを無くすことも自分の身一つでは何もできません。
小さなちっぽけな人間一人が、そんな環境下でもたくましく生きていくには、何が起きても迷わない冷静さと、不安を手放せる穏やかな安定した精神力・不動力。
そして何が自分の周りに飛んでいても寄せ付けない免疫力と、汚染されてもすぐに浄化できる自身の排毒力があれば、どんな状況下でもたくましく生きていけますよね。
それらの両方を身一つで調整できるのが、インド5000年の健康長寿アーユルヴェーダの知恵になります。
心とカラダの免疫力と排毒力を高めるアーユルヴェーダ
アフターコロナ時代は「健康は国民の義務」
と言われ始めています。
ただ、病気になってからの治療ではなく、病気にならない体づくりが必要ですね。
それも、情報過多によって自分に合っていない健康法を闇雲に試しても成果がでないので、5000年もの統計データがあるアーユルヴェーダの伝統医学・自然療法で自分に必要な正しい健康法を手に入れることが大事になります。
アーユルヴェーダが発祥したインド5000年前の時代は日本でも縄文時代にあたり、何も無い時代に、古代の賢人たちが自分たちの身一つで、武器も持たす、薬も持たず、激しくワイルドな環境下で、どうやったら幸福な寿命を全うできるか、それを身をもって体験しながら培った先人の知恵であるアーユルヴェーダ。
だからこそアーユルヴェーダ法では人間自身では作り出せない戦うための力を、不自由な中で耐え抜かなければいけないからこそ持つ植物のフィトケミカルを活用するハーブ医学でもあります。
病気ではなく病人を診る
またアーユルヴェーダでは病気を診るのではなく病人を診ます。
なぜ病人をみるかというのは、人間の健康は肉体のファンクションだけに問題が起こるからだけではなく、精神や魂の不健康さからも病気になります。
現代医学はメインは肉体の部分にフォーカスしますが、アーユルヴェーダでは、肉体・精神・魂の全てが同じようにバランス良く健やかであるかを判断していきます。
例えば、今起きている事も、実際には罹患していない方でも、コロナ鬱という言葉が出回ったり、自粛や不安ストレスで持病が悪化するケースもあります。
ですから、人間の健康とは肉体と精神のバランスなんですよね。
無駄なく自分に最適な健康法を知る!
アーユルヴェーダでは精神論、肉体論、魂論を丁寧に説き、それぞれがどうやったらベストな状態になれるかを沢山の方法で実践します。
食養生、日課の習性、睡眠法、運動法、心の浄化法を全て3つの体質に分類して、自分の体質にあった最適の方法で行うため、結果がでやすい健康法といわれています。
大きくは、たった三つに分けられた自身の体質。血液型と同じように、5000年のデータとともに、自身の傾向値がはっきりと分析されているので、何が自分の心と体の強みで弱みなのかが、明確にわかるため、行うべきソリューションも実にハッキリしています。
もう迷っていろいろ試している時間がない、激動の世の中をはっきりとクリアにした健康法で、これだけやればよい!と明確なのがアーユルヴェーダです。
今回のコロナも結局は特効薬はありません。自身の免疫と自然治癒力が最大の武器!
免疫も自然治癒力も、今日1日で作れるものではなく、日々の習慣の積み重ねです。
しかも自分に合った習慣の積み重ねが結果を出します。それがアーユルヴェーダ式1日の正しい過ごし方という5000年間積み上げられてきたメソッドです。
何にも頼らず身一つで健康になれる方法
また、今回もみなさんが体験していることではありますが、いろいろ制限された環境下で、どうやったら、医師にも頼らず薬にも頼らず、快適な運動空間にも頼らず、健康を維持できるのかは、現代人にとってはむずかしい。なぜならあまりにも自分の周りにある便利な環境に依存しすぎてきたからです。
何も古代の文明に戻ることを推奨しているのではなく、身一つで自己完結できる健康法はこれからとても大事になると思います。
「文明がオフされたら、人間がオンになった」ともいわれています。何もなきゃ作り出すのが本来の人間力。人間力スイッチを入れ直すのがアーユルヴェーダでもあります。
何もない環境でも自分で自分を調整できなければ未来の“健幸”は難しい。
だからこそ原点回帰である伝統医学のアーユルヴェーダが生きてきます。
溢れ出る生命エネルギーを自分で発電する
アーユルヴェーダの健康法をきちんと行った先には、生命エネルギーと呼ばれる“オージャス”で満たされ、心も体もセルフ充電で満タンな状態になり、いつでも免疫力を自在に引き出せます。
ブッダの担当医がアーユルヴェーダ医であったように、心の平安や悟りを得る為に必要な方法を瞑想や食べ物で調整し、体のファンクションが敏感に活動できるだけの適切な食事や運動を行い、無駄がないからこそ、鋭敏なメンタルと溜まりのない体が形成されます。
アーユルヴェーダの健康法はお坊さんがかつての寺子屋で教えていたような、食べ物や行動、道徳的なマインドを整えることにより、どれだけ自己満足感が得られ、不必要なものを手放し楽になれるかの方法でもあります。
かつてのスティーブジョブスやビートルズなど、カリスマ性の高い偉人はインドにてアーユルヴェーダを行い、かつての偉業を行ってきたわけです。無駄がない思考と肉体には創造性が宿ります。
アーユルヴェーダは日常生活の中で簡単にできる方法、決して特別ではありません。
だから子供も高齢者もみんな自宅でできます。
別名を台所薬局とも呼び、インドの貧しい環境下でも各家庭が家庭のアーユルヴェーダ医学を持ち、健康を維持していたことにもよります。
最低限の持っているもので、最大限の自己生命エネルギーをあげる方法
それがアーユルヴェーダ。
未病をなくし、病気にならない心身、これからは健康は自己責任。
ぜひ、一緒にこれからアーユルヴェーダの健康の知恵を手にいれて幸福な毎日を安心に過ごしてほしいです。
まずは明日、太陽と共に早朝に起き、自然の中に身を置き、小鳥のさえずりを聞き、風にあたり、濃い酸素を吸い、自分がその時にどんな気持ちで、満たされた気分でいるかを感じるだけでもアーユルヴェーダの健康法の始まりです。
アーユルヴェーダビューティ―カレッジ
学長 新倉亜希
アーユルヴェーダ相談会