2024.3.18 月曜日
アーユルヴェーダで考えるフェムケア
最近注目度が高い「フェムケア」
女性の健康やウェルネスに焦点を当てたケアで、生理周期の管理、生殖機能、更年期のサポートなどを含みます。
特に今日お伝えしたいのは、更年期。
日本では、女性の人口の半分が50代以上。
50代は世代的には仕事においては、重責があったり、プライベートでは親の介護なども始まる時期。
ですが、閉経に向かって、心も身体もバランスを崩しやすく、モチベーションも上がりにくいと言う、複雑な年頃。
アーユルヴェーダでは更年期障害は病気とされていません。
本人はいろいろな不調が出やすいけれど、周りの人には、なかなか理解してもらいにくいのも特徴。
アーユルヴェーダでは、ハーブサプリメントも有効な手段です。
アシュワガンダ、シャタバリ、アムラなどのハーブが更年期の症状を緩和するのに役立つとされています。
ただし、甲状腺疾患がある方や、子宮筋腫がある方は飲めないハーブもあります。
また、アーユルヴェーダでは、体質を非常に重視します。更年期障害の症状は、体質によって十人十色。
更年期ケアにまつわる食養生も、運動法も、ハーブも、体質によって最適化していきます。
ホットフラッシュ(のぼせ)が出る方がいれば、皮膚の痒みや、体重増加の方もいます。
だからこそ、体質に合わせたフェムケアが必要。
これから日本の企業は70歳定年制度になっていく中で、重責を担う更年期世代女性の方がどう乗り越えていくかは、重要なポイント。
自分ではなかなかできないトリートメントも、じつはとても重要。
今日はフェムケアに生かすトリートメントも幾つかご紹介します。
①アビヤンガ(アーユルヴェーダの全身マッサージ)
アビヤンガは、温かいハーブオイルを使用して全身にマッサージする伝統的なアーユルヴェーダの手法です。このマッサージは、筋肉の緊張を緩和し、血液循環を促進し、身体のバランスを整えるのに役立ちます。特定のハーブオイルを使用することで、女性のホルモンバランスを調整し、生理的な不調を緩和する効果が期待されます。
②シロダーラ(頭部へのオイル流し)
シロダーラは、頭部に温かいハーブオイルをゆっくりと流し込むアーユルヴェーダの手法です。このトリートメントは、ストレスや不安を軽減し、心を落ち着かせ、睡眠に対する絶大な効果があります。また、ホルモンバランスを整え、頭皮や髪の健康や育毛を促進する効果も期待されます。
③ウドワルタナ(ハーブパウダーのドライマッサージ)
ウドワルタナはダイエットや体重管理にも効果的です。粉末状のハーブでマッサージをし、代謝を促進し、脂肪燃焼を助ける作用があります。さらに、皮膚の血行を促進し、セルライトの除去や皮下脂肪の蓄積を減らし、スリムな体型をサポートします。定期的なウドワルタナの施術は、体重管理やダイエットの取り組みを補完するだけでなく、全身のリラックス効果も提供します。
ホルモン治療ばかりではない方法もアーユルヴェーダには沢山あります。
ぜひ体質も鑑みたアーユルヴェーダフェムケアをご相談ください。
更年期は長い方でも10年、なるべく自然な方法で、うまくお付き合いしたいですね。
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